10回目のご相談内容

 32歳の男性です。日系の企業で働いて5年になります。駐在員ではありません。1年間付き合っていた彼女(タイ人)と結婚することになりましたが、大変迷っています。自慢話と受け取られる方もいるかもしれませんが、彼女の家はいわゆるハイソで中華系の資産家。家では毎週派手なパーティーをやっています。彼女はタイの一流大学を卒業して大手の銀行に勤めており、会社の交流会で知り合いました。母親はいつも運転手付きのベンツで外出しており、デートしている時もいつの間にか近くに来ていて、こちらを見張っていました。行く先をその都度、彼女が報告しているようです。結婚したらBMWでも何でも好きな車を買ってやると父親から言われ、友人からは「逆・玉の輿か、いいなあ」と羨ましがられますが、婿として家に入るとなると自由は失われて、息がつまるのは明らかです。結婚は長い目で見て慎重に考えて決めなければならないと思っていますが、金銭面で不自由のないハイソの生活よりも、縛られない自由を求めたいというのが私の正直な気持ちです。断ったら殺されるかもしれません。

以下、まりこさんからの回答

 昔からどこの国にもあります、婿入り・婿取り・婿養子の形で彼女と結婚する事になったのだと思います。これも貴方の人生のめぐりあわせの運命なのでしょう。知人や友人からは、それは羨ましがられるでしょう。資産家で中華系のハイソな上流階級なのですから。でも貴方は今だにグズグズ踏ん切りがつかずにいますよね。貴方は相当に気が弱くて真面目で、計算のできない日本男性なのですね。
 結婚することになって「大変迷っています」とありますが、普通は大変に迷うと云う場合は「結婚することになりましたが」以前の事で、結婚が決まっていてなぜまだ迷うのですか。決めてしまってからでもまだ迷うというのは理解できません。男性らしくなく、何か恰好をつけた生き方を自分から作っているように見えます。
 貴方の気構えと心構えが全く感じられません。フワーッとしてうわべだけで生きている様に私には見えますが、彼女は「あっち向いて」「はい」、「こっち向いて」「はい」と自由に操られる貴方を好きになってしまっているのでしょう。お嬢様は苦労を知らないから、自分のいうことをよく聞いてくれて自由にさせてくれる男性が大好きなのです。
 両親も、愛する娘が好きになった男性を婿として結婚させる事に生甲斐を感じて、貴方に出来るだけのことをしてあげて娘を大切にして愛してもらいたいと願っているはずです。その願いを貴方が断ったら、親として居ても立ってもいられず、殺す殺せと恐ろしい願望に変わってしまうかもしれません。
 嫁入りでも婿入りでも、過去の自分の人生を捨てて、新しい未来に向かって未知の人生を日々、作っていきます。互いに力を合わせて尊敬しあって、話し合いをしましょう。プンプンと怒って生きるよりは、ニコニコ笑って「ありがとう」と感謝する精神が大切です。お互いに認め合って暮らす人は長生きするといいます。縛られない自由を求めたい、と貴方は言いますが、全く自分勝手です。結婚が決まってもまだそんな考えでは相手の家族にも失礼です。相手側が懸命に迎えてくれているのに、貴方はめめしくて弱い男ですね。タイ系も中華系も日本系であっても、資産家は外側からは派手派手に見えるでしょうが、家の内は一人一人が大変なのですよ。結婚は巡り合わせの運命なのですから、この先は貴方が幸運も不幸も受け止めて、何事があっても頑張って生きるしかないのです。華僑・華人の歴史や中国の雑誌や本で中国人の心を、考え方を知る事も必要です。それは決して媚びる事ではありません。どん底からはい上がって来た華僑系の根性や、お金持ちの法則や努力の仕方を勉強することができるではないですか。 資産家を継ぐのですから世間の目は集中します。家族に恥をかかせない婿として社交界にも物おぢしない気力を持って下さい。ハイソ生活よりも自由が欲しいけど殺されるのは怖いという腰抜けなのですから、どうしても嫌なら誰にも解らないように静かに足音を立てずに命がけで必死に逃げ出すことですね。本当は家族から財をあげるから出て行ってくれと引導を渡されたいのでしょうが。でも、これから一生タイの国に来ないことを自分自身に誓えますか。命を背負ってよく考えて下さい。本当の幸せとは自分だけの自由なんでしょうかね。 (まりこ)