17回目のご相談内容

 まりこさん、こんにちは。私は23歳で、入社してまもなく海外赴任となり、2ヵ月前からシラチャーに来ています。海外はヨーロッパしか行ったことがなかったので、週末はバンコクまで買い物やスパに行ったりと楽しく過ごしています。しかし最近戸惑う事があります。住んでいるコンドミニアムは、駐在の男性がほとんどなのですが、日本へ家族を残して単身で来られている方も結構いるようです。しかし、かなり頻繁にエレベーターの中で、いかにもバーやクラブで働いている派手な格好のタイ人の女の子を連れている方と遭遇します。それも聞くところによると、タイには出張でたまにしか来ないのに、毎月結構な額のお金をあげていたり、車を買ってあげていたりする人もいるようです。一時の関係ならまだしも、びっくりしました。でもこの国では珍しい事ではないと聞き、さらにびっくりしました。タイに限らず、ヨーロッパでも、美人が多いルーマニア近郊の発展途上の国に、お見合いツアーと称して遊びに行ったりはあるようですが、それとはまた違う気がします。私は今、彼氏はいませんが、男性がみんなそうなのかと思うと、とても嫌で男性不信になりそうです。これは、文化という言葉で済まされるのでしょうか。

以下、まりこさんからの回答

 60年以上も前の日本の古い話はとても理解できないと思いますが、日本人が通って来た道を少しは知っていてもいいかと思い、書きます。大東亜戦争(第二次世界大戦)終結後の荒れ果てた日本に占領軍のアメリカ兵が沢山上陸して来ました。日本人の暮らしは滅茶苦茶になっていて、住む家も食べる物も、働く場所も無く、男も女も身も心もボロボロになり、子供たちは戦禍で親を失くし、若い女性は米軍兵士(GI)にすがって、少ないお金や食料を得ていました。慰安所で働く女性も多く、戦争で負けた国の悲惨な状況があらゆる場所で見られました。米軍基地の周囲には酒場ができ、多くの日本人女性がそこで水商売に励み、傷だらけにされて悲痛な叫び声をこらえ、泣きながら我慢して米兵に尽くし、待っている家族のために頑張って働きました。米兵は帰国の時期が来ると、女性を捨て、作った子供に何ら補償する事なく日本から去りました。
 平和で贅沢尽くしの今の若い人には物語のようで信じられないでしょう。その時代から半世紀ほど経って貴女は生まれたのですから、別世界の事なのです。
戦後の復興で活気を取り戻し、日本人は懸命に時を忘れて働き、今の日本が出来ました。日本の男性も世界に高い能力を示して経済大国・日本を作りあげました。
 私が米軍兵士の前で踊っていたベトナム戦争時もベトナム女性は生活の為に同じような苦労がありました。その頃の米兵が休暇のために作った歓楽地がパタヤやパッポンです。どの国の女性も事情があって困れば、お金が得られる所へ行くのは自然の流れです。
 タイの国へ日系企業の進出が盛んになった30年以上前。貧困農家から売られてバンコクに来たタイ人の若い女性は、歓楽街屋や風俗で働き実家を助けるために送金を続けました。この頃から、各国の男性がタイに入り浸り、若い女性はお金を持っている男性に生活の安定を求めようと必死に媚を売る様になってしまいました。男性側は単純で騙されやすく、決して大金持ちではなくても、女性に甘えられれば心を許して、まぁこれ位は…と、可愛さのあまりお金を出してしまいます。特にタイでは幸せと楽しみがお金で買えます。歴史をみれば解るように、人は時代に沿って生きています。貴女もタイに来ている日本人男性をひとくくりで不信に思わないで下さい。 まぁ、中には大ケチでマナーも知らない人や、理屈ばかりで自己中心でウザい『モテない系』の男性もいますけど、こんな男とは付き合わない方がいいですね。 文化という言葉で済まされるでしょうか?と貴女は言いますが、別にこの国が奨励している訳ではなく、貴女が知らないだけで、どこの国でも不審な男女がどれほど好き勝手に生きているでしょうか。会社の費用で2ヵ月位タイに居るだけで、あれこれこの国を批判するよりも、自分の仕事を会社に認められる努力をまずはしませんか。貴女だって週末にはバンコクまで出てきて楽しく遊んでいるじゃないですか。自分の事を棚にあげてタイの女性がどうのこうのとは、おこがましい限りです。 (まりこ)