回目のご相談内容

 まりこさんはじめまして。私は29歳の日本人女性です。実はあるタイ人男性を好きになりました。彼は、私が勤める会社のお客様でした。商品説明を私が担当する事が多く、彼の印象はとても気さくで誠実な人だと感じました。仕事中ですので、個人的な事は聞くことが出来なかったのですが、彼は私の誕生日にプレゼントを持って来てくれました。私は忘れていましたが、話していたことを彼が覚えていたのでしょう。私はそんな些細な気持ちがとても嬉しかったです。そんな事もあり、どんどん彼の事を好きになっている気がします。
 でも知りたいのと同時に不安も出てきました。どうやら彼は有名な企業の息子さんだったようです。こんな素敵な人なら彼女がいて当たり前だろうし、私みたいな美人でもない貧乏人は彼にふさわしくないと思うようになってしまいました。それでも、少しでも綺麗になる為にダイエットを始め、身だしなみも気を遣う様になりました。でも、告白してこの関係が崩れると仕事もやりにくくなりますし、諦めようかと思ったりしていますが、でも好きな気持ちは変わりません。自分でもどうしたらいいのか分からなくなってしまいました。今何をどうしたらいいでしょうか。

以下、まりこさんからの回答

 告白すると、この関係が崩れてしまう、諦めようか。でも好きです。片思いの恋は辛いけれど、楽しい時間もあります。まだ実現しないことを、こうしたい、ああしたいと夢見心地で想像できるのですから。あの人と毎日楽しく語らい、食事をして、たまにはケンカして、旅行もして、そして結婚して子供ができて、私は家庭で料理を作り…と、空想はどんどん膨らんでいきます。自分だけの片思いで恋心を大切に胸にしまっているけど心の中は彼だらけで、その彼は自分にとって本当に理想の人になっていきます。ところが、何かのきっかけで縁があってお付き合いができるようになると、今まで自分の中で想っていた彼が、目の前の現実の彼とは違っていることに気がつきます。心の中の彼とは全然別の人。「あれ?こんなに人には厳しいうるさ型で、普段はこんなにだらしない人だったかしら?」などと、夢見ていた頃の彼とは驚くばかりのギャップがあって、貴女は目覚めます。永遠の片思いの方が幸せなのかもしれません。ちょっと、この際は女の片思いから脱出してみませんか。
 以前は女性が受身で、男性からおとされ続けてきましたが、時代の流れでしょうか、今は男性の方から誘わないばかりか、女性におとされる事も多いようです。気弱でおとなしい男性を女性が口説き落とす時代なのかもしれません。
 若い頃の日々は短く、早く過ぎ去ります。気がつかない弱い男性に駄目でもともとで当たってぶつかりましょう。仕事は仕事。恋は恋と割り切らなくては。その区別もつけられずに、いつまでも一人でクヨクヨしているのでしたら、恋心だけを胸に抱いて空想の世界で生きなければなりません。会社は会社です。生活を支えていくための場所ですが、私生活と一緒にしてはいけません。仕事は厳しく、恋は甘く。恋は自分自身の成長の為の栄養分です。良い栄養分は自分をどんどん成長させてくれます。 今のバンコックでも何となくフラフラと仕事をして、気に入らないことがあると、その場で会社を辞めるようないい加減な日本人が多くいます。そんな人は恋の中身も希薄です。けじめはちゃんとつけないと結局、自分自身に負けます。ですから、恋もけじめをつけるために当たって砕けて駄目だったら、お次の縁を待ちましょう。
 貴女は美人でもなく貧乏人と自分で言っていますが、ご両親あっての生なのです。卑屈は自分を落とします。自信を持って下さい。片思いは本当の恋愛とはいえませんが、諦めることができないなら、勇気を出すしかありません。世の中はうまくいくこともあればそうでないこともあります。二つに一つしか行く道を決めるしかないでしょう。もし、彼と縁がなかったとしても、貴女が人を想う心や愛に悩んで、情熱と純粋さを身につけたことで、これからの人生のプラスになるでしょう。彼からの誕生日のプレゼントで、貴女が自分でどうしていいか解らないほどの感情、愛に目覚めさせられた事には縁があってもなくても感謝しなければなりません。人生の一時の喜びをもらったのですから。 (まりこ)