回目のご相談内容

 いつも「愛の泥んこ道」、読んでおります。私は三十六歳の女性です。今お付き合いしている日本人男性の事で相談があります。彼とは2ヶ月前からお付き合いしております。彼は日系企業の駐在員で金銭面でも余裕があり、夜な夜な遊びに出かけています。女性と遊ぶことが出来るお店にも度々行っているようです。女性と遊べるお店に行く事は、仕事上のお付き合いもあるでしょうし、気にはしていないのですが、最近そういうお店に行く頻度が多くなっているような気がします。
 私が一番嫌な事は、そういうお店で働いている女の子と私を比べる事です。彼と一緒に出かけている時に、「K店のAちゃんが、この間可愛い花柄のワンピースを着ていたんだ。そういう服は持ってないの?」「Bちゃんがこんなサンダルを履いていて可愛かったよ。」とか。私の服装を褒める時も「H店のEちゃんが着ていた服と同じだよ。可愛いね。」などと、褒めているのか褒めていないのか分からない言葉で私を傷つけます。もう、こんな男と別れても良い、と思っているのですが、このまますんなり別れるというのは私自身やり切れないので、幼稚な考えだとは自覚しておりますが、彼を一発ギャフンと言わせてみたいのです。良いアドバイスを宜しくお願いします。

以下、まりこさんからの回答

 貴女の気持ちはよく解ります。また、日本人男性がタイの女性に目も心も奪われるのも解ります。南国のタイはいつも暑いので着る物も薄く、明るい色や大きな花柄模様の服や、履物もピカピカ光った派手なものをよく使いますね。冬があって寒い国では空も暗く、身につけるものも、頭から足先まで温かくする習慣の有る所に住んでいれば、自然と黒や暗色のものになります。暗くて寒い日本から年中明るくて天真爛漫な南国へ来れば、気持ちもウキウキしてくるものです。だから多くの人が「タイが好きです」と言うんでしょうね。
 タイの女性に心を持って行かれた彼。タイに駐在して夜な夜な遊びを学ぶのではなく、仕事で来ているのだから、「暑い国で汗を流しながら日本のために頑張って下さい!」と、貴女は彼に言えませんか? 「何のために高い給料をもらっているんですか。大汗をかいて働いていれば疲れて、タイ女性の花柄がどうだの、サンダルがどうなのと考えることも言葉に出すこともないはずでしょう、本当に情けない!」と、一発ギャフンとさせてやれば良いではないですか。
 日本の男のだらしなさが今のダメな日本を作っているのです。昔のソニー、本田技研、松下電器の出発原点を今の日本人男性がもう一度、作って欲しいと思います。仕事と勉強と研鑽が第一で、次に家族、次の次の次あたりに女性が頭をかすめるくらいでちょうど良いのです。でも、そんな事を今の男性は考えてもいません。日本人男性に言いたいことは山ほどありますね。
 人間はいつも感情で揺れ動いています。苦痛と快楽の間を行ったり来たりしています。いつも怒りの感情を持っていると疲れて面白くなく、他人にも八つ当たりして嫌な思いをさせます。貴女の彼が口にする嫌味な言葉には、自分は絶対に巻き込まれない、と暗示にかけるのです。自分の心の中に踏み込まれたら反発したくなりますが、やり返したくなるのは人の常です。でも、自分の心の強さを築きあげる為には他人のコントロールは必要ありません。人からの批判に流されないように生きる事は、苦痛と向き合うことです。静かに理解してお付き合いをしているのに、平然と傷つけるのであれば、「私は他人とは関係なく、私は私です。人の真似はしません」と、きっぱり言ってみましょう。無神経な彼はどんな嫌味を言おうが、罪悪感は持っていないと思います。サービスのつもりで言っている言葉でも、その裏にはタイ人女性を思い描いています。彼の今後の出方によっては、「あなたの趣味には合わない私で縁が無いのでしょうね、今までは尊敬していましたが、他の女性にそんなに気が向くのなら、私は物解りの良い女なので…じゃあね!」と言ってみましょうか。彼が失敗したと感じるように陥れてみましょう。悪者は失敗するのだと思い知らせてもいいでしょう。人間は本当に怒ったら一瞬で関係が終わります。大切なのは、自分を力づけて助けてくれる人をいかに失わないか、です。自分の欠点を素直に認めて直そうとする人は、周囲から好かれて大勢の人が救ってくれるのです。 (まりこ)