回目のご相談内容

 結婚4年目の駐妻です。子供は1才の女の子がひとり。実は今、離婚しようかと悩んでいます。夫は5才年上で40才。結婚する時、まわりの男性の中から夫を選んだのは人柄でした。誠実で優しくて、顔や条件は決して良くなかったのですが、その人柄が全てをカバーしてもまだ余る位に良い人でした。それが、タイに赴任して1年、変わってしまいました。夜遅く、平気でタイ人の運転手を呼び出して私用に使い、気に入らないと怒鳴りちらします。昔の彼では考えられないことです。子供に対しても、「うるさい」「めんどうだ」と構ってくれなくなりました。帰宅は毎日遅く、土・日は付き合いだ、ゴルフだと家にいません。たまに食事に行っても、そっぽを向いていて会話になりません。お金は無くなると「下さい」と言って夫からもらいます。「俺の稼いだ金だ」と事あるごとに言うようになりました。私は彼の人柄にひかれて結婚したのに、今の彼は別人のようです。それに、駐在年数は決まっておらず、彼が希望すればずっとタイにいることになりそうです。このままタイで我慢する人生はいやです。タイに来なければ、あの優しい彼でいてくれたのかも…と思うと、タイに居るのもつらいです。離婚して日本に帰りたい。でも、子供のために我慢するべきでしょうか。

以下、まりこさんからの回答

 今の彼は別人のようです…と、淋しさと孤独さをかみしめて離婚という逃げ道を探しているようですが、人は皆、毎日毎日何かの問題が起こったり、解決したり、できなかったり。一人で考え、一人で悩み、形は違っても孤独や淋しさを持って生きているのではないでしょうか。
 あなたが選んだ彼は誠実で優しい人だったのに、結婚四年目で難関に出会い、泣き言を言わざるを得なくなったのですね。タイに赴任してまだ1年。日本の社会からは解放されたけど、タイでまだどうしようもなく落ち着かないのではないでしょうか。タイ人にも仕事にも勝手が解らず、当たり散らすのかもしれません。あなたも、苦労が嫌だ、タイが嫌だと離婚して日本へ逃げ帰りたいのは解りますが、日本へ帰った母子は相当な苦労があり、甘いものではありません。実家があって1、2ヶ月位なら大切にしてもらえるかもしれませんが、親兄弟でもそうそうは甘えた生活は許されないでしょう。結婚したばかりの時の思い出をいつまでも持ち続けても、男も女も年を重ねて共に苦労しながら生きていくのですから、ご主人に寄りかかってばかりですとお互いが疲れてしまいます。結婚生活も仕事も育児もすべて、生きるための闘いなのですよ。だから毎日楽しい事も考えて、暗さを捨てて、闘いのなかで新鮮な気持ちで生きていけませんか?
 ゴルフなら行かせればいいでしょう。毎日帰宅が遅くても「お疲れ様、暑いから大変だったでしょう」と労い、お金がなくなったら「何々が無くなったから、帰り道に買ってきて下さいね」とお願いし、子供がうるさい時には「あら、うるさいでしょう。ちょっと一緒に外の空気を吸って来ますね」と生活態度と接し方を変えてみたらどうでしょうか。自分から暗くならないで、今までよりパァーっと明るい服を着て、髪型も変えてみませんか。彼がなぜ変わったのかを考えてみても解らないと言うのですから、逆に妻が今までとは違う、なぜだろう?と思わせるために自分が変わってみましょう。
 ご主人が毎日遅いのは、仕事の件や男性の好きな夜のウロウロ病かもしれませんが、帰宅したら怒らずに「お帰りなさい」と迎えて下さい。男性は「遅いのね」とか「どこ行ってたの」と訊かれるのが一番いやらしいのですよ。男性は仕事から離れると子供になりますから、三つ叱って五つ褒めるくらいにして、あなたが見違えるほど明るく変身すると、以前の彼に戻り、あなたもタイが好きになり、いつまでも住みたいなあ、と思うようになるかもしれません。結婚生活が4年も続きますと、不満や愚痴悪口が出てしまいますが、そのなかで毎日を積み重ねていって下さい。 (まりこ)