回目のご相談内容

 私はまりこさんの大フアンです。
普通は答えにくい駐妻や、オヤジの色ボケ話にズバッと切り捨て、キッチリと意見されていると胸がすっとします。ところで、これは私の友人の妹の事なのですが、聞いて下さい。
 まだ20代の彼女は旅行先のアユタヤでトゥクトゥクの男に恋しました。
 優しくてイケメンだそうで、のぼせあがってしまい、何を言っても聞かず、週末には何度も日本から逢いに来ています。「トゥクトゥクを新しくしたい」と、お金をせびられて日本から60万円ほど送金もしています。彼女は「苦労しても好きな人と一緒になりたい」と言うので、見かねた友人は男に会いにアユタヤまで行きました。確かに若くてハンサムで、「○○子、大好き!」と軽いノリで言ったそうです。ところが、アユタヤでは有名な女たらしで、日本人の女性旅行者に手当たり次第に声をかけ、モノにしているのが解りました。陸のビーチボーイといったところです。こんな男と一緒になったら先はないのですが、友人は「心配だけど、妹の幸せのために恋愛を認めてやりたい」と悩んでいます。まりこさん、これはどう説得したら良いでしょうか。

以下、まりこさんからの回答

 貴女はとても心の優しい思いやりのある方です。人の事を自分の事のように心配して「こんな男と一緒になったら先はない」と言っていますが、世の中はピンからキリまで色々な男性、女性がいます。先のない人生をもくもくと働いて生きている人達が多いのではないでしょうか。懸命に働けば何とかできると、希望を持って生きている人は多いのではないでしょうか。でも、暮らしがなかなか楽にならなければ、お金持ちに目がくらみ、近づきたくなり、何とか自分を認めてもらいたい気持ちになります。相手は若い日本人女性で送金もしてもらって、夢が実現してしまったのです。得たものを簡単に手放す事はしないと思いますよ。燃えている火事はバケツの水では消せません。貴女が今している事は燃えている恋に一人で水掛けをしているようなものです。先のない男だといっても、二人は恋して結ばれて夢中になっているのですから、「私たちは幸せなので放っといて」と耳を貸すはずはありません。彼女のお姉さんは「苦労しても好きな人と一緒になりたい」と言うのですから、貴女が姉妹をさしおいて反対しても、相手の二人は幸せを求めて進行中なのですから、反対するほど盛り上がりが強くなります。二人には二人の関係こそが何よりも強いのですから。多くのお金も相手に渡しているのですから、男性側の裏切りがない限りはそうそう諦めてはくれないでしょう。貴方は別れさせるように悪戦苦闘するよりも黙っているほうがいいでしょう。今、いらない口出しをすると本当に別れた時に、貴女が色々うるさい事を言ったからこんなことになったのだと恨まれます。
 もし、二人が別れた時にこそ、優しく打ち明け話を聞いてあげた方が良いのではないでしょうか。本人同士しか知らない秘め事がたくさんあるはずですから。 日本では昔からいわれています。男女の恋愛に関して、「アバタもエクボ」、「恋は盲目」。でも、結婚して何十年たっても言いますか?特に「恋は盲目」とはすごい表現ですよね。人生に一度位はあってもいいでしょう。他人の恋の心配をするのも思いやりかもしれませんが、自分自身を寛大にして見守る事も大切だと思います。 また、私たちの若い頃を思い出してみましょう。恋して愛した素晴らしいあの日々に何を想い、何を考えていたでしょうか。今の若い人を寛大に見守って、若い人の力を頂いてみませんか。「若さは強い」「若さは宝」「若さのつっぱり」それは年ごとに失っていきますが、人はみんな若さを通り越えて現在を生きているのです。 今は世界中が狭くなっています。日本の女性が世界中の男性と結婚しています。ちょっと前までは、日本人男性が世界の女性やタイの女性を経済的に助けてあげていましたが、今は、日本人女性も小銭を持っているようで、男性を助けてやるようになっています。トゥクトゥクのお兄さんばかりでなく、ビーチのお兄さん、クイティアオ売りや屋台のお兄さん、シーローやモタサイのお兄さん、ゲイの優しそうなお兄さんなど、日本の女性が一緒に生きている例はたくさんあります。特にタイは溺れやすい国なんです。外国人を夢中にさせちゃって包み込んでしまう国なんですね。包み込んで引っぱりまわされて、何もかも吸い取られて、なくなってしまうと放り出される国でもあります。タイに限りませんが、外国での生き方を経験を重ねながら考えて暮らしていきましょう。幸せとは、人から見た幸せと、自分で感じる幸せとは違うものだと思います。自分で「今、幸せ」と思えばそれは本当に幸せなのです。 (まりこ)