9回目のご相談内容

 まりこさん、こんにちは。私は、今年24歳になる独身女性です。タイに来たきっかけは、大学で東南アジアについて学び、学生時代にも何度か訪れていて、深く学んでいくうちに旅行ではなく現地の人たちのような生活がしてみたいと思いタイに来ました。就職せずに「語学留学」という名目で来ていて、日本には学生のころから付き合っている28歳の彼氏がいるのですが、彼や両親には1年で帰るという約束です。今はタイ語学校に通いながら、ボランティアに参加したり、日本人のサークルに参加したりと楽しい毎日です。あと1ヵ月で1年経つのですが、実は半年くらい前からお付き合いしているタイ人の彼氏がいます。彼は飲食関係の社長で35歳です。私の事を真剣に考えてくれているようで、日本に帰らずにこのままタイで暮らしてほしい、働かずに自分の好きな事をしていいと言ってくれているのです。はっきりとは言われていませんが、きっと結婚も考えてくれているのだと思います。日本にいる彼氏には、後ろめたい気持ちもあるのですが、彼と比べて考え方もしっかりして、優しく頼りがいもあります。タイ人の彼の事もタイの生活もまだ終わらせたくありません。日本へ戻るべきか真剣に悩んでいます。どうすればよいのでしょうか。

以下、まりこさんからの回答

 タイに来て、勉強やサークル活動など自由気ままで幸せな毎日なのでしょうね。日本には学生時代からの彼氏がいて、タイではタイ人の彼氏ができて、両方を何とか上手に操りながら、さぁさぁ、どっちにしようかなあーと、男二人を天秤にかけているようですね。男、女、計算をするのは誰にもある事です。これから先、長く生きてゆくのですから、人生への夢計算なんて当たり前です。貴女もしっかり両方の男性の計算はお済みのようですね。タイ人の彼は、働かずに自分の好きな事をしていていいからとか、日本の彼氏に比べて考え方もしっかりしていて優しく頼りがいもあり、タイの生活もタイ人の彼もまだ終わらせたくないけど、日本の彼には後ろめたい気持ちもあるそうで、二つの道の別れ所に立って、あっちの道に行こうか、こっちの道にしようか、迷っていてまだ計算の本当の答えが出ていないようです。
 昔から云われている「二兎を追う者は一兎をも得ず」、私もよく親から云われました。まれに、二兎を追って両立している要領の良い人もいますが、普通の人はそんな器用なことはできません。二人の男性がいる時は「こっちがダメならあっちがあるから」といった考えを持つと、どちらかに手抜きか心が欠けた恋抜きをして、二又がバレて、両方に愛想をつかされる事があります。男性も言葉では優しいことを云いますが、意外や計算していますからね。女性側がうまくやっているようでも男性にも直観がありますから、「うん?俺以外にも…?」と気づいてしまったら、すごい嫉妬心で責められたり、なじられたりすると思いますよ。でも今の若い男性は弱々しいから「あ、そう。ま、いいか」で済んで、女性の方も「他に好きな男ができちゃった~」とシラジラと笑うのかもしれませんね。
 今の世の中は先が見えないから、今日現在の幸せだけが大切になってしまっているのでしょうか。どんな世の中になっても、心から信じることができて、自分も相手から信じていただいて、遊びではなく一兎のために野を越え山を越えて頑張る人生が幸せをつかむと思います。日本とタイ、遠く男女が隔てて暮らしていると解らないうちに心が離れてしまうものなんです。心と身体の温かさがいつの間にか去ってしまい、すぐ身近にいる人を感じて情が移り、受け入れてしまうものです。まして男性の方は自分の他にも男がいると解ると、どんな甘口や度が過ぎたアピールをしてでも強引に引き寄せたくなります。そこで計算間違いをしてしまうのです。「タイ人の男性は何て優しいんだろう」
 自分の人生は結局自分で決めなければ’なりません。どっちの男性にしたら良いか、それは他人が決めるものではありません。「帰りなさい」あるいは「ここにいなさい」と言ったところで後で悔いが残るかもしれません。恨まれる事にもなるでしょう。若い時に心が揺れて苦しむのは当たり前の事なんです。悩んで悩みぬいて泣きはらす事も人生の大勉強ですよ。 別れや出逢いなんて一生、命のある限り続きます。もっと自分をしっかり持って芯のある自分を作っていかなければ自分に負けてしまいますよ。自分に負けた人は他人のせいにします。好きな人は自分で決める。自分で決めた事なら何があっても諦めがつきます。男女の仲も人生も、明日なんて解らない闇の中。その暗い闇から明るい光が輝く時が来ます。その時は「ああ、幸せ、ああ、良かった」と光に感謝してはつらつと元気に生きていきましょう。 (まりこ)