従業員「D」の結婚招待状

 近くに大型デパートが建設中のため長いこと、喉と鼻の不調に苦しめられています。工事中に出る粉塵で部屋中がザラザラになる位だから、そりゃ体に良いわけがない。私が日本にいる時には、花粉症やアレルギー性鼻炎に苦しんだのですが、タイに来てからは不思議な程その手のトラブルがありませんでした。季節の変わり目には、タイに住んでいて良かった!と思えるほどサバイサバイな毎日でした。ところが、近くで工事が始まった2年位前から、鼻と喉のトラブルがずっと続いています。それに加えて停電がしょっちゅうです。日曜日の朝9時から午後3時までなんて、小さなお子さんや病気の方がおられる家庭は大変でしょうに…。それに、お昼の商売の人たちは仕事になりません。うちもランチタイムにお店を開けられませんでした。
 こんな時、どこに苦情を持っていけばいいのでしょう?いくら何でも周りへの影響が大きすぎると思うのですが…。などと心の中でブツブツ言う毎日です。これもタイ。みんなタイ。きっとタイ……。 さて、気を取り直して楽しい話題をひとつ。
 うちの従業員の「D」が結婚するということで招待状が来ました。Dはミャンマー人です。ミャンマー人を雇用するライセンスを取得するには、お金も時間もかかりますが、そのぶん彼は真面目でよく働いてくれています。
 結婚式の招待状は、それぞれの両親から出されます。「●●と●●の息子の●と、■■と■■の娘の■は○月○日に結婚します!」といった感じです。そして時間が面白いです。6時から11時までって、5時間も何をやるの?それも式場がホテルなのに…?
 しかし、タイ式の結婚式やお葬式に出席した経験のある方はお判りでしょう。私も何回も経験しました。だいたいが、いつ始まっていつ終わるのか、わからない。食べることと写真を撮ることが全て…みたいな状態です。すなわち、いつ出席して、いつ退席してもOK!なのですよ。本当に所変われば…です。
 日本のホテルでの結婚式は分刻みのスケジュールで、進行係が走り回っていましたっけ。それに対して何事もおおらかで、のんびりムードの南国の結婚式は、それはそれでいいものですよ。「D」も幸せそうで良かった良かった。願わくば幸せな結婚生活が末永く続いてくれますように…と、私こと「クン・メー」は心の中で祈ります。『ケンカするなよ!浮気するなよ!別れるなよ!』タイで何度も結婚式に出ている私の、これまでの経験がそう言わせるのです。これって、お祝いの言葉になっていませんね?ごめん…。

(はっとり)

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