73回目のご相談内容

 僕と同い年のタイ人の妻(35歳)についての相談です。僕は日系企業の現地採用からスタートして5年。昨年春から本社採用となり、念願の駐在員になる事ができました。それまでは給料に見合った、数千バーツのアパートに住み、毎日BTSに乗って通勤していました。それが今では給料も3倍近くに増え、家賃も会社持ちでトンローのコンドミニアムに住み、通勤も社用車で送り迎えしてもらっています。問題は妻が変わってきた事なのです。今まで見向きもしなかった高額なバッグ、洋服を欲しがる様になり、食事もハイソが集まるレストランへ行きたがります。僕が「高いから屋台で食べようよ」と言うと、「あそこは貧乏な人が食べる所。私達みたいな人は普通行かないよ」とまで言い出す始末。(去年までは毎日行っていたのに…)今住んでいる部屋も会社が払ってくれるとはいえ、高すぎるので違う地区の安い所へ移ろうと提案すると、トンロー近辺に住んでいるのが妻にはステイタスらしく、「他の所へ行くなんて都落ちみたいで嫌!」みたいな事を言って猛烈に反対してきます。僕が駐在員になってから妻は仕事を辞め、専業主婦となりましたが何か勘違いしているみたいで、お金持ちになったと錯覚している様なのです。質素に暮らせとは言いませんが、もう少し計画性を持って将来に備えて貯金する等して欲しいのです。今は、給料の全てを一カ月で使い切る状態です。もう以前の妻には戻らないのでしょうか?

以下、まりこさんからの回答

 現地採用と日本の本社採用は何十年も前から待遇の格差が大違いなのは当たり前なのです。同じ日本人が同じ所で働いていてもその差は凄かったのです。会社側が飛行機代を支払ってくれる方、タイが好きで遊び心を持って自分で飛行機代を払って来た方との違いなのです。今は現地採用も少しは良くなりましたが、現地採用の方は本社採用の方を自然と恨んでしまう程の生活の仕方でした。現地採用の方は言葉、地理、その他の事も詳しく知り尽くして生活に困らなく、懸命に勉強し、学んでいるにも関わらず、本社採用の方はその国に着くなり、通訳、運転手付きで日本で住んだ事も無いお手伝いさん付きの住居など着任早々驚くばかりの生活をさせてもらえます。日本からの駐在員は駐在手当(今はどうですか?)住居手当、社用車での送迎、健康保険、子供の学校の費用、年金や退職金などの適応があり、日本への帰国休暇(航空券付)等々日本国に従っています。現地採用者の場合はすべて無し。駐在員に対して日本より帰国の命令が出ますと、もう大騒ぎです。日本の島国に帰りたくない、現地採用で働くのだと履歴書を書きまくり、各社へ声を掛けてどん底へ落ちる事も考えず、格差問題も頭に無く、働く会社を探しまわっている日本からの採用者を見てきました。「身分が違う」「待遇が違う」同国民でもこれですから、歯を食いしばり、腹をくくって現地採用の方はプライドを持って働く事も人生です。そのうち世界がもっと狭くなり現地を知らない人間より、知っている人の方が強くなりますでしょう。 
 仕事も日本人もいつ落ち目の日々の人生が待っているか分からないのです。フワフワした生き方は身を滅ぼし転げ落ちるのは早いです。貴方の妻も普通の平凡な生活だったのでしょうが、苦から逃げ出し、目が覚めてみたら、今、こんなに幸福な苦労無しの生き方があったのだ心ウキウキなのです。日本女性だと清く、正しく、美しくと聞き慣れていますが、タイの女性ですと「無しは無し」、「有りは有り」で、有りの環境に溺れているのです。性格もありますが、今が良ければ有るのだから使う。無い時は無い生活。その時に合わせて考えているのでしょう。人のお金も私のお金。欲しい物は欲しいので買い、食べたければ高くて美味しい所へ行く。お金があるので良い所へ住む。今は凄く幸せな夢心地なのです。よく「貧乏な女性と結婚するな」と男性同士で話していますが、貧乏な女は仕事をする事、耐える事を知っています。心の浅ましい女性は男性、主人の財布ばかり気に留め、隙あらば「貴方のお金は私のお金」と口に出さずとも態度に出すかもしれません。貴方も知っているから妻に甘いのです。そんな妻だと分かっているのでしたら妻に分からない様、嘘をついてでも将来の為に貯金する等してほしいですね。妻ばかりを責めないで強い男にスイッチを入れ替えましょう。召し使いではなく一家の主人です。成金主婦を少しずつやめさせましょう。
 あるタイ人妻は「貴方がお金を持っていると他の女性に使うから心配で、だから私が給料の全てを使い切るのです」とタイ人の主人に言ったそうです。お金持ちになりたいと念じている人が、運良く持ってしまいますと、身の程知らずで成金心を表に出してしまうのです。

(まりこ)