83回目のご相談内容

 主人(49歳)のタイ駐在に伴い、私(45歳)と一人娘(14歳)の家族3人で2年程前からタイに来ています。主人は月々の生活費をちゃんとくれますし、娘も反抗的な態度もなく、真面目な普通の子供です。不景気だと言われるこのご時勢で、普通に生活出来ているのだから幸せだと思いますし、これからも今の生活が続くと考えていました。しかし、先月、主人からタイに来てから知りあった現地採用で働いている日本人女性Aさん(29歳)と恋仲で付き合っていて、来年タイでの駐在が終わるときにAさんも一緒に帰国して結婚しようと思う。Aさんにも結婚の同意を得ているという話をされ、私は納得が出来なかったので考え直して欲しいとお願いしましたが、主人は「今までの結婚生活をもっと思い直して欲しい。このままギクシャクした雰囲気で生活をしていくのは嫌だ。離婚して人生を転換したい。」と言われました。その後、娘も交えて家族3人で話合ったところ、娘は大学までちゃんと通わせてくれるなら父親・母親、どちらと一緒でも構わないと言っていました。甘えたがりの娘もいつの間にか大人になってしまった感じがして寂しい気持ちになってしまいました…私には特殊な技能などはありません。離婚をすれば今の生活水準を維持出来るだけのお給料を稼ぎ出すことは難しいと思います。来年の帰国まではまだ時間があります。主人の考えを変えさせる良い方法はありませんか?

以下、まりこさんからの回答

 一人娘さんが14歳にもなっていますし、15年くらいは無事に平和な生活が続いて幸せでしたね。しかし、順調だった生活に突然ショックな問題が起こってしまったご様子。まぁ、どこにでもあるような珍しい問題でもありませんが…妻が嫌になった、夫が変わった、夫に別の女性が…等々、掃いて捨てるほどある事です。この手のトラブルではギャンギャン大騒ぎする人が多いものですが、貴女は御主人にAさんの事を打ち明けられているわりには今後の生活費や娘さんの事を冷静に心配し、御主人に考えを改めて欲しいと望み、感情に走らず、落ち着いている様子は良いことだと思います。しかし、御主人からの「今までの生活を思い直して欲しい…」の件からしますと、今までなにかしらの問題はあったのではないですか?小さなすれ違いから始まり次第に会話も減って、最後は問題解決が出来なくなります。話し合いは本当に大切です。勘違いやズレを御主人だけが感じていて貴女は気付かずにいたのでしょう。だから主人は離婚まで考えるに至ったのでしょう。男女・夫婦関係ではどちら側にも正しい、悪いの言い分があるものです。なぜ主人は自分から離れていくのか?そのことについて自分の未来の生活費の事を冷静に考えられる貴女の能力を発揮して自分を見つめ直す事が第一です。相手を変えさせる良い方法を探すのではなく、貴女が御主人に対して考えを変えなければどんどん離れて行くだけです。相手を変えようとすることよりも自分自身の甘さ、考え方を変えたらいかがでしょうか?貴女も御主人もタイに来たばかりの頃は日本にいた時と同様の生活をしていたのでしょうが、御主人は仕事でいろいろな人達と接する機会が多いのではないですか?タイには地元のタイ人をはじめ、日本人や欧米人、アジア各国の人たちといった具合に様々な人たちが住んでいる場所です。美しい島国・日本から、南国のタイへ。環境が変わって、日本では感じることがない自由な開放感を感じることもあるでしょう。そんな環境の中、現地採用とはいえ、女一人で頑張って働いている日本女性Aさんの生き方に感動させられ、御主人も目が覚めたのかもしれませんね。自分のことを振り返ってみたら、気の利かない極ツブシのような妻に生活費をひたすら献上するだけの人生…という気持ちになってしまったのかもしれません。悪口を叩くつもりはありませんが、貴女は日本にいた時と同じように生活をしていたわけでしょう?御主人に頼り、当然のように生活費を受け取り、楽な生活をしていたのですから。貴女からすれば日本にいたときと変わらない生活をしていて何も問題ないはずなのに、信じていた夫から突然離婚を切り出され、おまけに見ず知らずの女性と結婚するとまで告げられ、離れていってしまう事に納得が出来ない。心中、穏やかではいられないでしょう。そのお気持ちはお察しします。しかし、日本とは違い、タイで生きる人達の人生では一寸先には暗闇が広がり、見えない落とし穴がたくさん仕掛けられていて、男も女も関係なくある日突然追い込まれてしまう。そんな場所なのです。人間は嫌な事から逃げようとします。専業主婦として今まで生活していた人間がこれから仕事を見つけ、働いていくというのはおそらく大変な苦労を強いられる可能性が高いでしょう。ただし、不景気だと言われるこの時勢で…と賢い人間でもある貴女なのですから、甘い生活を夢見ることよりも、今までの自分とは違う、捨て身になって生きてゆかなければという覚悟を決めるときなのでしょう。楽をしていればいつか必ず苦労が訪れます。苦労と戦い、頑張っていれば必ず神様が楽を運んで来ます。「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」の気持ちでがんばりましょう。

(まりこ)