86回目のご相談内容

 主人の駐在に伴って、家族でタイに住み3年になります。先日、私の友人から深刻な相談を受けました。お互いに4歳の子供がいて、幼稚園で同じ組ということから家族ぐるみのお付き合いが始まり親しくしているのですが、友人も含めて時々、夜の会食に出掛ける事があります。そういう日はお互いの主人が家にいて、子供の面倒を見ています。先日、タイのクーデターの影響もあって、夜食会がいつもより早く終わりました、友人が帰宅したところ、ご主人と4歳の娘さんがお風呂に入っている様子なので、「ただいま~!」と浴室のドアを開けたら、見てはならないもの、信じられない光景を見てしまいました。洗い場でご主人が娘さんに局部を口にくわえさせていました。気が動転した友人はあわててドアを閉めて頭の中が真っ白になってしまったそうです。ご主人は日頃から子煩悩で優しく、ゴルフに行くよりも家庭が大切だと、一生懸命に家事や子供の面倒も見てくれているそうです。事件の後も、ご主人は何事もなかったように、いつもと変わらず家族に接しているそうです。 「でも、あんな光景を見てしまったら、もう顔もまともに見る事もできないし全てが信じられない」と友人は泣きながら私に打ち明けてくれました。事が事だけに私もどう言ってやったらよいか全く判りません。愛の深さがそうさせたのでしょうか。友人は、まりこさんに相談する事を承諾しております。どうかご相談にのって頂けますでしょうか?

以下、まりこさんからの回答

 世の中が狂ってきたのか、人間が異常になったのか、タイの小さな日本人社会の中で大変ショックな事ですよね。ご主人はただただ可愛さあまっての深い愛情表現だったのかもしれません。一身同体をこだわりなく、そうして表現してしまったのかもしれませんが、父親として絶対に許されない行為なわけですからね。どんなストレスや理由があったにせよ、父親ならば娘になにをしても許されるという勘違いをしてはいけません。子供は親に甘えることは出来ても本気で抵抗することは出来ず、親のいうことはちゃんと聞くものです。素直に親を信頼して親の言動や思考を見本にしながら育ってゆきます。子供は子供で小さくとも人生を歩み大きくなってゆくのです。それを親の勝手な欲望で子供を育てたり利用するような行為をしてはいけません。親の勝手気ままな言動などは子供が反感・反抗を持つようになります。親がよく言う言葉で「貴方が親になればよく分かります」というのがあります。人間生きるということは全部順繰りなのです。人間社会の中には「けじめ」という言葉と動作があります。常識という社会の中で共通する知識や判断などがあって、生活している中で知らず知らずとも、その常識をみんなが守りながら生きています。常識を守っているのが人間社会です。はみ出すと白い目で見られ仲間はずれにされたり、変人扱いをされます。人並み、世間並み、普通に生活してゆくには常識から絶対にかけ離れてはいけないものです。人騒がせをする人は世間から疎んじられて小さな人間になるのです。世間は頭の良い静かでおとなしい人間が好きなのです。私の親もいつも言っていました。静かな平凡な人生が一番幸せなのだと。人それぞれ神にいただいた運命、幸運も悪運も運を天にまかせましょう。生きていれば耐え難い重いストレスというものが存在しますが、大切な家族に八つ当たりをするのは嫁、子供、親には迷惑なだけで何のプラスにもなりません。家族とはなんでも一緒に集まり、いろいろな話し合いをすることが大切です。ご主人は何事もなかったようにいつもと変わらず家族に接しているそうですが、奥様であるご友人の方は信頼を失い、大変落ち込んでいる模様ですから力づけて上げて下さい。そして勇気を出して一言切り出すことが出来れば言葉は続いて出て来るものです。頭の中で深く考え過ぎているから言葉に出せないということもあります。その沈黙が問題を深めてしまう原因ともなり得ますから、とりあえずなにかしら話題をつくってみて、ご主人に話かけてみるようにしてください。強張らずに「いつも子供の面倒を見てくれてありがとう」等といった感謝と愛情を込めた優しい言葉をかけてみましょう。ご主人はいつもと変わらず家族に接しているのですから、今までの通りに話をかけてみましょう。妻たる方は一家を守る強い主婦家庭の守り神です。怒りや考え過ぎは健康を害する原因になります。健康を害しますと家庭生活が不幸になりますから、いつも悲しそうな妻の顔を子供や夫が見て無口になり寂しい家族になります。ご夫婦二人だけの秘密事にとの約束で過去の過ぎし日を消しましょう。

(まりこ)