はっとり式・タイ語講座

 みなさん、『タンマダー』というタイ語を御存知でしょう。よく使います。例えば、大盛りのご飯は『カウ・ピセー』、普通盛りなら『カウ・タンマダー』と表現します。
『タンマダー』とは、『普通』という意味で使うのだと私は長いこと思っていました。確かに辞書にもそうあります。 ある日、ラジオから流れてきたタイの歌で『タンマダー・プーイン』というフレーズがあって、???と気になりました。「普通の女の子」あるいは「平凡な女の子」みたいな意味なのかな…と。では、『マイ・タンマダー・プーイン』だったらどうなるのだろう?
スタッフに訊いてみると、それは「ヘンな女の子」または「オカシな女の子」さらに「頭のイカレた女の子」なんじゃないかと言うのです。そうすると、『タンマダー・プーイン』は、「マトモな女の子」という事になるのか…。『普通』と『まとも』は微妙に違うような気がするのですが?
 そこにスタッフの一人が「マイ・サバイなので帰りたい」と言ってきました。どうしたの?どこが悪いの?と訊いてみると、「マイ・サバイ・タンマダー」と言うのです。『普通に具合が悪い』という事は、『マイ・サバイ・マイ・タンマダー』もあるという事??? 『マイ・サバイ・タンマダー』と、『マイ・サバイ・マイ・タンマダー』とは、どう違うのか…と、少し突っ込んで訊いてみました。すると、薬を飲んで休めば治るのが『マイ・サバイ・タンマダー』。病院へ行ったり、すごく具合が悪い時が『マイ・サバイ・マイ・タンマダー』だと説明してくれました。解ったような、よく解らないような…。こんな時もタンマダーを使うんだ…! そもそも私はタイ語の勉強をしたことが無く、身振り手振りのスタートでしたから、タイ語には自信がありません。それでも長い時間を共にしているスタッフとは何故か気持ちが通じてしまうのです。半分くらい判るのが人間関係がうまくいくコツなんじゃないか、と思うことがあります。判りすぎると、しんどい時があるのです。みなさん、「おいしい?」と訊かれたら、『タンマダー』。「好き?」と」訊かれたら、『タンマダー』。「疲れた?」と訊かれたら、『タンマダー』。すべてこれでOKですよ! 時には白黒つけずに、あえて灰色でいくことも「サバイサバイ」のコツかも…なんてね! 私のタイ語は「パサー・スクムビット」つまり、スクムビット語だとスタッフは笑うのです。田舎へ行ったら通じないと。いいです。私は田舎へは行かないし。バンコクで通じればそれで十分なのだ…!と、強がってみる。けれど、新人のミャンマー人の子が在タイ2年なのに、25年もタイに居る私よりもタイ語を上手に話すのは、ちょっとめげます。ちなみに、ミャンマー語で「サワディー」は、『ミンガラーパー』です。タイ人スタッフの誰よりも早く、私が覚えました。まいったか!

h88

(はっとり)