87回目のご相談内容

 まりこさん、いつも楽しく拝見させて頂いてます。妻と一緒にバンコクに赴任して1年になる会社員で35歳です。結婚して3年目になる妻は32歳で子供はまだいません。それで、実は妻の浪費癖がひどくなって困っています。妻は裕福でも貧しくもない、ごく普通の家庭で育ちました。今の私の給料は50万円程で、毎月全額を妻に渡しています。日本にいるときは余計なものは一切買う事もなく、社宅住まいでつつましい生活をしていました。現在、バンコクに赴任して会社負担でコンドミニアムに住み、運転手付きで与えられている社用車もある程度の私用が許されています。生活環境が変わったせいかとも思うのですが、エンポリアムとかへ買い物に行くと、1階のブランドショップをほとんど全部覗いて回り、高価なバッグやアクセサリーを買うようになりました。この間は私の誕生日でもないのにブランド物の高級時計を買って、プレゼントだと差し出してきました。
 また、特にお菓子が好きなわけでもないくせに、伊勢丹の和菓子店で3千バーツもする菓子折りを買ってきて自分で食べています。私は毎日ほとんど定刻で帰宅し、飲みに出かけることはなく、妻と一緒にテレビを見たりゲームをやって過ごし、決して夫婦仲が悪いということもありません。ひょっとして慣れない外国暮らしでストレスがたまっているのかとも思いましたが、他の駐妻さんとも仲良くして交流も盛んなようです。しかし、この突如として湧いた浪費癖は不思議でなりません。

以下、まりこさんからの回答

 昔、日本人がお金を持ち過ぎていた頃、日本の若い女性が外国に出掛けて恥を知らずに高級品を買い漁った時代がありました。お金に糸目をつけず、惜しみなく買い物をする依存症です。流行に感化されて買い物依存症になり、貯金を崩して買い物をする女性が多くいました。きっと手当たり次第なんでも欲しくなるのでしょう。しかし、一生続く病気ではないでしょうから浪費病が治るまで待つしかありません。会社の都合で給料が減額になった等の理由をつけて給料の半分を「これからはこの金額でお願いします」と奥様に渡し、残りは貴方が管理しましょう。人生、いつ、なにが起きるかわかりません。裏切りではなく、将来のためです。今はすべて会社負担で心配事もなく海外での浮かれ調子の人生で奥様もまだ32歳でバンコクで生活していて蝶のように花から花へと舞い上がるようにふわふわと浮かれて日本では出来ない生活を満喫しているのでしょう。今まで経験したことのない優雅な生活をしてしまいますと心が飛んでしまいます。日本では真面目に普通の生活をしなければ周囲からなぜそんな生活が出来るの?と白い目で見られてしまう事もありますが、バンコクではそんなこともないのでしょう。妻が浪費家というのは悪魔妻になってしまうこともあります。家庭が破滅した生活になります。先々何が起こるかわからないのに大盤振る舞いをしてお金を消費していくのはよくありません。日本では出来ない生活をしているのは会社の恩恵なのですから、それ相応に贅沢は控えるように考えましょう。慣れない外国暮らしのストレスがどうのといった自分の我侭ではなく、置かれている環境や立場に慣れる努力をすることが外国生活の第一歩です。お金をたくさん持っている観光客ではないのです。他国で働かしてもらっている出稼ぎ人とその嫁です。会社側は何か重大な事件などが起これば日本政府や日本の家族関係者等々に迷惑をかけることになります。日本から仕事のために来て頂いたという立場の方々には大きな費用をかけて安全な住居や運転手付きの車などの面倒をみるといった、諸々な条件を契約されているはずです。どちらかが勝手で筋道の通らないことをすれば不条理となります。このバンコクというところは外国人や他国から来た方を狂わせてしまう不思議な力を持った場所なのです。タイ人は自分の国ですから狂いはしませんが、外国人が持っているお金を自然に吸い込む力をもっているのです。他人のお金を自然に吸い取るのが上手なのでしょう。商売の仕方も上手なものです。お金の貸し方はまったくというほど下手ですが、借り方は天才です。最近はお金を借り歩く日本人もあっちこっちにいるようですが。タイ国は不思議な国です。懸命に貯めたお金も気がついてみるといつの間にかスーッと消えて無くなっているのです。自身は健全でも、持っていた財がスーッと吸い取られて無くなっているのです。「魔の誘い」に瞬間、惹きつけられるのでしょうか。タイ人の血は魔の誘惑には慣れているのでしょうか。タイ人はお金が無くても大きな心で平然としていますが、日本人は違うものです。浪費は控えて生きていきましょう。

(まりこ)