89回目のご相談内容

 主人(38歳)の駐在に伴いタイに来た駐妻(35歳)です。女の子の子供(7歳)もいる3人家族です。タイに来てて7ヶ月になります。3ヶ月程を過ぎた頃から主人がタイは物価が安いんだからもっと節約しろと言い出すようになりました。子供や私の服や靴を買ってきたのを見ると即座に値段を聞いてきて、もっと安いのがあるだろうとケチをつけてきたり、タイで初めて見る食品や雑貨など、面白がって買ってくると、そんな無駄遣いなんかするなと大袈裟に騒いだり、食事も日本食店はどこも高いから損をするといって屋台で同じものばかり買ってくるし、この前は売れ残りで5バーツになったバナナをたくさん買ってきてこんなに安いのにすごく美味しいぞ!と喜んで食べているところを見た時には萎えました。どうしてそんなにケチになったのか理由を聞くと会社の同僚からタイではいろいろな罠があると聞かされたようでタイ人女性の虜になって散財してしまった人の話や買い物をしたときにボラれた話等々、大から小まで様々な事を話してくれました。そして、これを読んでみろとまりこさんの記事の切り抜きを持ってきたのでいくつか読ませてもらいました。おそらくまりこさんの記事からなにか影響を受けたのだろうと思います。確かに注意してタイで生活しないといけないと思いますが、普通に生活しているぶんにはそんなにケチにならなくても良いと私は思います。ケチの度合いが過ぎている主人に対してどのように接してあげるべきでしょうか?

以下、まりこさんからの回答

 タイに来て駐在7ヶ月でしたら行く所、見る所、珍しいものがたくさんあるでしょうから楽しみながらタイでの生活に慣れてゆくのが一番良いはずのところを、ああしろ、こうしろと制限ばかりでは嫌になって疲れてしまうのはもっともだと思います。ご主人もまだ慣れないタイでの生活経験浅さに警戒心が強すぎているのでしょう。生活の仕方は自分の経験で作りあげてゆくわけですから、まずは自分たちで楽しい事、嫌な事、いろいろな事を家族みんなで経験していきながらタイという国を理解して生活スタイルを築いていくべきだと思います。おそらく奥様もそう思っていらっしゃるのではないでしょうか。仕事で来られているとはいえ、せっかくの楽しい海外生活であるのに、最初から環境も生活様式も日本とは違うタイで日本以下のケチケチ生活を目指してゆきますと息が詰まるだけで何も得がありません。ここ近年、頻繁に見かける貧乏を自慢する日本人のロングステイ沈没者のようになんでもかんでも「金、金、金、金が勿体ない!!」「あっちの店だと10バーツ安い!!」等々、そんな事ばかり言って生活を続けてゆけば一家中が湿っぽくなり、笑顔もなく無口になり、愛情や優しさという言葉や態度が隠れて逃げてしまいます。残されるのは冷たいつんけんどんな態度だけです。生活してゆくにはお金は必要ですし倹約やケチになることも必要かと思います。それでも、たまにはお金を自由に使う時だって必要なはずです。きっとお金も喜びます。昔、新聞で読んだことがあるのですが毎日、毎日インスタントラーメンばかり食べ続け、食費をはじめ、生活を切り詰め、何千万円も貯金をしていた人が或る日、栄養失調で突然倒れて亡くなったと。笑えない話です。本人自身は必死で懸命だったのでしょうが、そこまで切り詰めずにおいしいものを食べておけばとしか思えません。しかし、人は様々な性格で、お金が腐るほどあってもケチケチな人。借金しまくってまでも派手に生きる人。コツコツと真面目な人。お金があっても無くてもいつもお金の心配をしている人。だからお金は魔物と揶揄されるのでしょう。タイは特に「借りる天才」「貸したら返さず」「私のお金は私のもの、貴方のお金も私のもの」といった具合にお金に関して汚く感じる部分があるのは明確です。お金があれば日本では出来ないようなことも出来ますし、逆にお金が無ければ用は無く、向こうに行ってくれとなります。長々住んでいればそういう暗い部分もわかります。私の記事を読まれたそうですが、いつも問題は同じようなものです。タイ女性との問題、金銭絡みの問題、慣れないタイでの生活の問題、等々…30年前から人が入れ替わっているだけで問題は変化がありません。そんな問題を読んだり、周囲の人達からのアドバイスのおかげでご主人がビクビクしてケチになっているように思えます。そんなに心配しないでと言ってあげたいところです。タイの楽しい部分も確実ありますよと。子供さんもいる訳ですから家族揃って旅行に行ってお金を使うのでしたら本当に良いことじゃないですか。この前のバンコクライフのトップでも遊園地の特集があったわけですからそういう所に行ってみましょう。

(まりこ)