94回目のご相談内容

 結婚2年目の駐妻(26歳)です。子供はまだいません。昨年主人の転勤でバンコクに来ました。来たばかりの頃は慣れない環境や新しい仕事で、主人が帰宅するのは毎日午前0時をまわっていました。その上、土日のゴルフ接待が加わり、病気になってしまうのではないかと思うくらい疲れ果てていました。主人の口癖は「2年目になったら慣れてくるだろうから心配ないよ。2人で過ごす時間も増やそう」でした。でも2年目になっても相変わらず主人の帰宅は遅く、電話連絡はありますが外泊もするようになりました。気になっていましたが、主人が疲れていると思い、帰宅時間の事や外泊の事についても深く問い詰めませんでした。しかし、先月発覚したのですが、今年になってからの遅い帰宅や外泊は全て主人の浮気でした。相手は、同じ会社の年上の日本人女性でした。彼女はバツイチで人生経験も豊富、適切なアドバイスをいつもしてくれて尊敬でき、居心地が良いのだそうです。「バンコクまで連れてきたのに申し訳ないが離婚してほしい」とも言われました。離婚ってそんなに簡単なのですか?主人の気持ちが私から離れているのも感じますし、修復不可能な気もしますが、私は離婚する気はありません。あと何年かして日本に帰ったら何とかなるような気がするのです。この浮気が発覚してから、主人は一旦家に帰ってきますが「離婚してください」とだけ私に言って、彼女の所へ行きます。絶対に離婚はしないと考えている私は間違っていますか?

以下、まりこさんからの回答

 他人同士の男女が一緒に住んで生活をすることは大変です。もめ事があった時、深く問い詰めると怒って気分を悪くさせますが、反対に何も言わずにいますと勝手気ままな事をし続けてしまいますしね。さて、年上の女性に魅力を感じるのは、自分の話を黙って落ち着いて聞いてくれたり、わからないことがあっても優しく対応してくれるところでしょうか。きっとその会社の年上の女性は自分の経験や知識から、的確な答えやアドバイスをご主人にしてくれているのでしょうね。それを「自分を支えてくれる、自分の力を引き出してくれる」と勘違いしてしまっているでしょう。ご主人はその居心地の良さに甘えているのだと思います。 おそらく年上女性もそれまでの人生ではたくさん苦労して生きてきたはずなのですが、人生経験豊富になると酸いも甘いも知り尽くしてしまいますから、何事に対しても余裕があります。その余裕に惹かれてしまうのです。年上なのに、意外な自分との共通点があった時には「あ、自分の好きな人はこの人かも?」と運命を感じたり、趣味の一致に気付いた時等は「あー自分とこの人とは運命なのかも?」などと意識すればする程どんどん惹かれてしまうものなのです。年上女性の魅力は優しさと甘えられることだと言いましたが、仕事や人間関係で疲れてすべてが嫌になった時にも、まず母親のような包容力で甘えさせてくれるということです。日本での生活とは全く違う、外国での生活に慣れるまでは大変です。ご主人もさぞかし大変だったのでしょう。そんな時に同じ会社の日本人の年上女性に運命的に出逢ってしまったのですね。はじめは仕事上だけの関係だったのかもしれませんが、日ごろの不満やストレスを彼女が上手に聞いてくれたのでしょう。そしてご主人は家庭を作っている自分をすっかり忘れて、居心地の良いところへと流れてしまったのです。でも人生勝手ばかりでは生きられません。「バンコクまで連れてきたのに申し訳ないが離婚してほしい」なんて本当に勝手なご主人です。絶対に離婚しないと考えている貴女は間違っていませんし、強い心を持っていると思います。相手の勝手な行動に対して、話し合いもなく許してはいけません。ただし貴女が冷静にならず、感情的に怒りをご主人にぶつけたりすれば、ご主人の気持ちはますます貴女から離れ、離婚へと進んでしまうでしょう。ご主人から離婚したいと言われた場合、追えば追うほど「うるさい」「しつこい」「面倒だ」「勝手にしろ」等等、相手は余計逃げ腰になります。顔を合わせるたびに「話し合い」ではなく何も話さない黙り戦術で対抗するのがいいでしょう。貴女だけが悪いわけではないですし、どちらかといえばご主人の方に非があると思います。でもご主人がなぜその年上の女性との関係を居心地がいいと思うのか、自分には何が足りなかったのか、ゆっくり考えてみることです。縁があって仲良く結婚した二人ですから、ただ「離婚したくない」と言っているだけではなく、ご主人に「これからも一緒にいたい」と思わせるような、今までとは違う頼られる妻になるように自分を変えてしまうのです。人の気持ちを変えるのはとても難しいものです。だからまず自分を変えるように努力してみて下さい。例えば場所を変えるのは一番いいと思います。近場に旅行をして知らない人と会って話をしてみるとか、あるいは日本に帰国をして日本の空気を吸い日本の太陽に当たってみるのもいいかもしれません。苦の中から幸せは生み出すものだと思います。幸せも苦も自分の後ろからついてくるのです。離婚は結婚するより大変なことです。 

(まりこ)