95回目のご相談内容

 私(38歳)と主人(42歳)そして5歳と8歳になる子供がいる日本人家族です。昨年、主人のタイでの赴任が決まりタイに来ました。日本にいた頃は私も働いていて仕事、家事、子供の事で余裕はなく、家族みんなでゆっくり過ごすことはほとんど出来なかったのですが、タイでの仕事はそれほど多忙ではないからもっと家族と一緒に生活してゆきたいとい主人が言うので家族4人でタイに来ました。本当のところ、私は仕事を辞めてまでタイに行きたいとは思わなかったですが、主人の想いを尊重したのです。しかし、タイに来て半年くらいは家族みんなで過ごす時間が増えたのでタイに来てよかったと思いました。でも現実は違う方向へ向かってしまいました。主人は子供たちと一緒にいればいるほど子供は面倒だという態度を露にするようになり、主人が大事なのは自分の生活。子供や私はただのおまけだということがはっきり分かってきました。子供たちにゲームを与えて自分は昼寝をしていたり、ちょっとの事でも子供を怒鳴りつけたりするようになりました。そんな態度に我慢出来なくなり大喧嘩になった末、主人は家を出て部屋を借り、一人で生活するようになりました。初めのうちは1週間のうちに3回くらい子供たちの顔を見に来ていましたが、だんだん減り、今では全く来ません。最近は子供たちも父親のことを話さなくなりました。先日電話で離婚についての話をしたいと連絡がありました。子供たちの事を考えると簡単に応じるのはどうかと思い直し、悩みますがが、元々の原因は主人だという怒りの気持ちは抑えられません。私の知り合いでは女手一つで二人の子供の面倒を見るという人はいませんが、ちゃんと立派に育てられるものなのでしょうか?

以下、まりこさんからの回答

 「もっと家族で一緒に生活してゆきたい、と主人が言うので家族4人でタイに来ました。」との事ですが、日本人の男性・女性共にこのタイ国に来ますと今までよりも心変わりが早くなり、また心変わりをする方が大変多いようですね。初めての外国生活で開放的になり、その事が男女の関係にも影響するのでしょうか。
 子供たちと一緒にいればいるほど、子供は面倒だという態度をとってしまうなどとは親として無責任この上ないですね、理解できません。普通は一緒にいればいるほどかわいい・大切、だからもっと一緒にいたい、守ってあげなくては、と思うのが親なのではないですか?自分勝手に子供を作っておきながら、外国に来た途端に自分の好きな生き方をしたいなどと言い出すのは身勝手としか言いようがありません。ご主人の言う自分の好きな生き方とは一体どんなものなのでしょうか?8才・5才くらいの子供は親と一緒に一番遊びたい時期なのです。この時期に親は子供と一緒に遊びながら、ルールや作法を教え、躾をしていくのです。子供から教えられることもあるでしょう。親は子供に色々な事を教えながら子供と一緒に成長するものなのです。子供たちの事を面倒だと言ったり怒鳴りつけたりするご主人は、自分の子供を躾けたり教育する気がなく、子供の将来の事など全く考えていないような気がします。まして、いま現在家を出て一人で生活をしているとは我慢が出来なくて駄々をこねている大きな子供の様ですね。
 「子はかすがい」ですから、子供は夫婦をつなぎとめてくれますが、親を見て育ちます。子供の将来を考える事もせず、家庭に対しての責任や義務から逃げて自分勝手に生きていく父親を見て育つ事が子供にとってどうなのかは貴女が考えなければなりません。
 どうしても子供たちには父親が必要だと考えて離婚をしたくないのであれば、相手の要求に絶対に応じなければいいのです。どんなことを言われても首を縦に振ってはいけません。最後の手段としては、費用がかかりますが良い専門家に依頼すれば色々と適切な指南をしてくれるでしょう。どちらにしても簡単に結論を出さないで、子供たちの将来の事、経済的な事をよく考えて、相手の有利な条件には決して乗らないように落ち着いてしっかりと決める事です。母は強しです。子供たちのためならどんな大変な事も我慢できるのが母なのです。
 以前のタイでの日本人男性は、外でどんなに遊んでも家庭の中では妻を大切に守って、遊びと家庭の区別をきちんとつけていました。でも最近の日本人男性がタイに来ると、妻を邪険にしたり泣かせたりしています。(反対の場合もたくさん出てきましたが)日本人男性が弱くなって、日本人女性が強くなりすぎたお蔭なのかもしれませんが、これが世の中の変化というものですかね。
 もし貴女がご主人と離婚をしても、一緒に生活をしていないだけで血を分けた子供とご主人の関係がなくなる訳ではありませんし、子供が大きくなれば養育費もかかります。初めての海外生活で御上りさんの様に浮足立って、取り返しのつかない間違いをしてしまうのですか?帰国後、泣く破目になるのが落ちなのではないですか?離婚というのは大変な労力を使います。結婚するよりもはるかに大きな力を使うのです。家庭を守り妻と子供を守っていた強い日本人男性はいったい何処へ行ってしまったのでしょう。タイに来たからといって甘えた生き方を身につけないようにして、日本に帰国しても強い日本の良き男性でいてもらいたいと思います。

(まりこ)