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史上最凶ゲーム・ポケモン

日本人のマナーが良いという妄想が完全に否定される

 米国を皮切りに、世界35カ国で爆発的な人気になっているスマホ向けゲーム「ポケモンGO」が日本でも7月22日、アジアでは初めての配信になった。既に海外ではゲームに夢中になって崖から落ちて死亡したり、不法進入で逮捕されたり、運転中にゲームに気を取られて交通事故を起こす。スペインを旅行中の日本人観光客がポケモンを探しに入った高速道路のトンネルから救出されるなど、自己責任以下の見苦しさで周囲に迷惑をかけている矢先、ただでさえ「歩きスマホ」が問題になっている日本で配信されたらどうなるか、ある程度の予想は付いていた。

 配信が開始された日の午前10時からダウンロードが集中し、サイトに繋がらなくなった。そして5時間ほどすると日本各地の繁華街や駅、公園、名所旧跡にスマホをかざして歩く人が大増殖し、配信初日から社会現象となったのである。今回の「ポケモンGO」は、GPSとカメラ機能が使われており、地図に示されている場所へ行ってスマホのカメラで周辺を映し出し、風景の中に『合成表示』されたポケモンにボールを当てて捕まえたり、対戦するゲームだ。日本の任天堂と、関連のポケモン社、米国の新興企業ナイアンティックの共同プロジェクトで、配信は無料だが、ゲームが進むにつれて必要になってくる特別のアイテムは課金される、お馴染みのボッタクリ仕様で最近のゲームによくある「子供に優しくない」拝金システムだが、最も注意したいのは、「街を歩き回らなければならない」ゲームだということだ。

 『書を捨て町へ出よう』は、寺山修二の名言だが、幅広く社会の実相を見ろ、という切実な呼びかけは、今となっては空しい言葉である。ネットに載っていることを盲目的に信じ、調べ物も全部ネットで済ませようとする今時の若者にはむしろ「ネットを捨てよ、本を読もう」がふさわしいのではないだろうか。

 「ポケモンGO」は、若者の白痴化にさらに拍車をかけた。2年前の本紙1面で、歩きスマホの人間に衝突されて36人が救急搬送され、死亡者も出ていることから「君たちは歩く凶器だ」と書いた。今回はもっと悪化している。ゲームが配信された週末の街はポケモンだらけだ。どんな様子なのか、見てみよう。

●スカイツリーの近くでゲームをしていた同区の中学3年の女子生徒-「歩きながらポケモンを捕まえられるのが面白い」
●銀座のマクドナルドにいた男性会社員(32)-「このゲームに夢中になってどこを歩いているか分からなくなることもある」
●京都府亀岡市で深夜、原付きバイクを蛇行運転していた男性(22)が道交法違反(携帯電話使用)で、警察官に反則切符を切られた。男性は「ポケモンを探しながら走った」と話している。
●熊本市の熊本城で20代とみられる男性が、警備員に「ポケモンを捕まえたい」と、立入禁止区域内へ入る許可を得ようとした。
●交差点で小学生3人が赤信号を無視して突っ切ってきて、車で走行中の男性が急ブレーキ。

子供たちの手にはポケモンスマホ。少し離れた所にお母さんが3人で喋っており、車を止めて「お母さんを呼んで」と言って少し注意したら、「お兄さんもちゃんと前見て運転して下さい」と逆ギレ。子もバカなら親もバカ。

 以上、たった1日でこのような事例が続発している。狂気といわずに何といおうか。熊本城は重要文化財へのポケモン出現設定を解除するよう、ゲーム開発側に要請した。また、出雲大社は、境内でポケモンGOを使うことを禁止するとホームページに掲載した。「真剣な気持ちで参拝している人がいる中で遊びに興じるのはふさわしくないと判断です」全く、その通りである。
伊勢神宮は「神宮の中では生き物を捕まえることはできませんし、人の入れない場所もあります。森の中にいるポケモンは捕まえずに、そっとしておいてあげてほしい」有りもしない仮想空間にも最高位神社は優しい。

 既に日本の各地には「歩きスマホは注意して下さい」という貼り紙が出されているが、自分が楽しければいい快楽第一の怠け者が節度を守れるわけがない。まるで何かに取り憑かれたように大勢の若者がスマホを見ながらうろつく様子はゾンビが歩いているようだ。くれぐれも妊婦さんや子供やお年寄りを巻き込まないで欲しい。お前たちは歩く凶器(狂気)だから。