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大洪水 被災地はバンコクの犠牲者!?

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死者300人以上 雨季に降る激しい雨の正体

 この9月からアユタヤ、アントーン、カンチャナブリなど、河川の流域が激しい洪水に見舞われている。7月下旬からの断続的な豪雨によって徐々に水位が上がり続け、限界に達し平野部に溢れ出た事で被害が増大している。
 多くの日系企業が展開するアユタヤのサハラタナナコン工業団地では46の工場が浸水のため操業停止、チャオプラヤ川沿いにある世界遺産のチャイワタラナム寺も冠水した。ナイトバザールも閉鎖したチェンマイでは全域が災害指定区域となった。さらに山間部では土石流によって家屋が埋没するなど、タイ中部から北部を中心とする全体で3百人を超える死者が出ている模様。
 タイのTV・9Chによれば、タイ国内にあるダムの多くが、10月初旬で限界貯水量を超えており(メークアンウドムタラダム102%、ウボンラタナダム106%、チュラポンダム101%、ランパオダム101%)、タイで最大、東南アジアでも二番目に大きいプミポンダムは47年前に建設されて以来、最大の貯水量95%となり、決壊を防ぐため放水が始まった。これによって流域の被害の拡大は避けられなくなっている。
 多くのダムが放水されていないのは、下流にあるバンコクを洪水に晒させない為の防災措置という側面があり、水害に遭っている住民からは「なぜ私たちがバンコクの犠牲にならなければいけないんだ」という叫びと、防災対策を行う政府機関の責任者のポストが空席になったままで、対策が全く行われていない事からも政府に対する非難の声が高まっている地域もある。
 タイ発電公社(EGAT)からは、水量がダムの能力を超えているために、更に放水する必要があり、河川の増水による洪水被害が悪化すると共に、下流のバンコクでもチャオプラヤの水位上昇によって洪水が避けられないだろうと警報が発せられた。 記憶に新しい2006年のバンコク都内の洪水では、スクムビット通りが冠水し、サイアムからオンヌットにかけて自動車の水没被害が多発したが、それがまた再現されてしまう可能性がある。
 
 タイの空にはいつも強い上昇気流がある。積乱雲の中で大きく成長した雨粒は上昇流が強いと地上に落ちてこず、上昇しながら雲粒をくっつけてさらに大きな雨粒に成長する。上昇流に打ち勝つ大きさに成長すると落下が始まり、雲粒を更にくっつけて短時間で大粒の強い雨が降る。これがタイの雨季に降る激しい雨の正体である。空気中に含まれる水分(水蒸気)の量も気温が高いほど多くなり、東南アジアのように気温が高い地域は空気も暖められて水分の保有量が多くなるため、一度に降ってくる雨の量も日本がヤカンとすれば、タイはバケツからぶちまけたくらいの違いがでてくる。雨粒が大きいほど電波も影響を受けやすく、衛星放送が映らなくなったり、携帯電話の音声が途切れたり、無線LANが繋がり難いのはタイの技術的な問題だけでなく、暑い地方特有の雨の降り方によるものである。
 しかし、現在のタイ広域にわたる大規模な洪水被害の増大はインフラの未整備と人為的問題に起因しているのではないだろうか。 (写成麗)