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バンコク大渋滞の法則

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BTSが招いた交通渋滞? クラクションは控え目に

 バンコクは世界有数の渋滞都市といわれるが、北京やインドのニューデリーの末期的な渋滞と比べてみると様子が少し違う。バンコクで特有の渋滞が起こるのは、道路の整備から着手するべき都市開発の立ち遅れをそのままに、自動車産業があまりにも早く急成長してしまったところにある。さらに、車を持つものは中流以上で持たざる者は庶民というタイ人の意識構造があり、「車を持っているものは偉い人、歩いているのは偉くない人」という単純な区分による車優先の交通社会が出来上がったため、車の所有欲が高まり、計画性のないローン購入に伴って自家用車が氾濫してしまったのではないだろうか。
 都市開発の部分で考えると、バンコクは都市面積に占める道路面積の割合が10%ほどで極端に低く、これは東京の半分、パリの3分の1であり、道路が決定的に少ない。これにタイ特有の、通り抜けができない「ソイ」が道路事情を悪化させる。元々、ソイというのは富裕層の家へ幹線道路から入る『引き込み線』のようなものであり、現在も多く見られる行き止まりのソイの奥には、お金持ちの邸宅がある。自分の家を潰して皆の為にソイが通り抜けできるように、という発想はなく、一向に道路整備は進まないのだ。
 1999年に開通したBTSは、渋滞解消の役割を担って幹線道路に沿って建設されたものの、これまであった車線をつぶして橋ゲタを作ったために道路が狭くなり、渋滞がよけいにひどくなったという事実。これも場当たりな都市開発が原因している。 タイは外国に侵略・占領されたことがなく、爆撃も受けていない為に、道路も昔のままの姿で引き継がれた。それが逆に災いして、現代の自動車社会に適応しきれていないことが、交通渋滞の最大の原因と考えてよいだろう。 そして、インフラ未整備による交通渋滞に拍車をかけるのが、手動による信号制御である。
 あちこちの交差点の角に見られるコンクリート製の交番の中で、警官が手作業で信号を切り替えている。交通量をカメラで監視し、信号によってコントロールするのは日本はじめ先進国では当たり前に行われているが、タイでは何故か各交差点の信号切り替えは手動で、その操作基準は目の前の交通量だけを見ての『適当切り替え』であり、周囲の交差点との連携はない。「ちょっと詰まってきたから、そろそろ青。空いてきたから赤。逆方向はまだ気にしなくていい。おっと、ソムタム食べていたら青にするのを忘れていたぞ!」という笑い話が現実にあるのだから堪ったものではない。
 しばしば、左右の車線が10分間以上も青で円滑に車が流れているが、自分のいる車線の青はたったの30秒だけ、従って延々と大渋滞という状態に出くわす。決して周辺の信号と連携して動かしているようには思えないのである。
 タイは以前に、日本から系統式の信号システムを導入したが、使用法がよく解らず放棄したという話もある。最近では交通監視カメラも数か所に設置されているが、電子技術の発達した21世紀にあって、周囲と連携しない驚きの手動信号方式が渋滞の一因にもなっている。
 大渋滞に業を煮やしたか、交通トラブルも多発している。些細なクラクションに怒って拳銃発砲の新聞記事が連日のように見られる事から、タイ人も渋滞にイライラしているのだろう。バンコク住む限りは渋滞は付き物と心得て、決してむやみにクラクションは鳴らさないに限る。給料日の金曜の夕方、特に今月の31日は渋滞に要注意なのである。  (写成麗)