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タイと日本の生活文化の違い

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国が違えば風習も違う 初めてタイに来られた方へ

 タイ正月が終わり、新年度となって今年もたくさんの日本人の方がタイ国に来られます。日本人学校(泰日協会学校)バンコク校にも新一年生の児童が239人就学され、お父さん、お母さんと一緒に新たな生活を始めました。単身の方も含めて、タイで初めて暮らす中で、日本での習慣や文化の面で様々な違いがあり、驚くことも多々あるでしょう。国が違えば考え方も風習も違います。今回は初めてタイに来られた方たちに、日本との違いの一部を紹介して、よりタイ国への理解を示して頂ければと思います。
 ①まず、大通りに出て目につくのが車の多さ。バイクもたくさん走っています。ソイ(小路)に入るとバイクに二人三人が乗って走っているのを見て驚くでしょう。しかも赤ちゃんも含めた一家四人とか、明らかに小学生と思われる子供が運転していたり、これは日本では見られない事です。タイでの子供に対する躾(しつけ)は基本的に放任主義が多く、おおらかさと無責任とが日常生活の中で交錯しています。子供のバイク運転に対する大人の見解はおよそ「マイペンライ」であり、時間がかからないから、便利だからいいじゃないか、という結論であり、交通法規や安全運転を会得していない子供たちが公道で走る事の危険性や、事故を起こした場合の責任の所在まではあまり考えていないところが日本から来た者にとっては驚愕です。最近の都市部では公共マナーが少しずつ定着してきてはいますが、道を歩いている時は急に何が起こるか分からないので十分に注意しましょう。(上の写真を参照)
 ②駐在員さんご家庭のお住まいは殆どがコンドミニアムです。
日本からタイに来てマンションやコンドミニアムに住む日本人の多くがまず直面する問題は、住宅設備に関わる生活環境の不備です。システムキッチンやバス、トイレ、洗面化粧台から内装ドア、クローゼット、窓、壁、床にいたるまで全て、住宅メーカーと建材店と専門施工業者の三位一体によって高レベルに仕上げられた日本の住宅環境との大きな隔たりを誰もが感じるでしょう。斜めの床にデコボコの壁。電子レンジが手の届かない高さに設置してあったり、新築のコンドミニアムに入居して、キッチンの換気扇を回したら風が逆に出てきたこともありました。タイばかりでなく中国やアフリカ、中東など生活環境への意識が立ち遅れた国で暮らすとき、日本の進んだ住宅設備は奇跡のようにも思えてきます。
 ③タイ人の家政婦(メーバーン)さんがいるご家庭もあるでしょう。家政婦さんがお掃除をした後で、ホウキを逆さにして壁に立てかけてもイヤな顔をしないで下さい。日本ではあまり歓迎しない来客が長居しているときにホウキに手ぬぐいをかけて客がいる襖の向こう側に立てかける「逆さ箒」が民族習慣としてあり、「サザエさん」でも登場しますが、タイではホウキの穂先を上にして立てるのです。それはなぜか、幾人かのタイ人に尋ねてみたところ、「穂先が曲がってしまわないように」ということで、、確かにタイのホウキの穂先は柔らかく、抜け毛が頻繁であることから痛み易いのです。ちなみに、ネパールでは逆さに箒を立てかけるのは自分に対して深い敵意識を持っている事になるので、タイに慣れた方は特に注意が必要です。
 ④タイ料理といえば《辛い》というイメージの方も多いのではないでしょうか。一般的に日本人は辛いものに接する機会が少なく、思いつくのは、カレー、キムチ、ピザのタバスコくらいでしょうか。タイ人の多くは日常的に辛いものを食べていて辛さに慣れています。「辛くないと美味しくない」という人も多いのですが、本来、辛さは料理のアクセントのはずで、辛さ自体が美味しさになっているタイ人の味覚に日本との違いがあります。でも、辛くないタイ料理も沢山あります。例えば、街の屋台で売っている焼き鳥やチャーハン、肉団子やラーメンは自分で好みの味付けをして百円で一食まかなえる位の安さも特徴ですが、衛生面では必ずしも万全とはいえません。日本人の子供がタイの屋台で買った「おかゆ」を食べて食中毒になり、入院した例がありますが、営業停止にもならず補償もしてくれないのがタイの常識のひとつでもあります。