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タトゥーを入れる前に考えて!

071

除去希望者が急増中 身体機能も低下させます

 「タトゥーを取って!」と病院に駆け込む若者が日本で急増中だそうです。タトゥーとは「刺青」のこと。タイでは身体を強くしたり、災難から身を守るといった理由で一般の人でも刺青を入れ、社会的にも認知されていますが、土着文化のひとつであり、魔術から派生した形だと言っても誤りではないと思います。つまり迷信であり、刺青の効能には根拠がありません。現に、上流階級のタイ人はほとんど刺青を入れておりませんし、タイの警察官の登用に際しても刺青を入れている者は不適格とされるのが何よりの証明であると思います。
 私が知っている日本人でもファッションの一部ということでタトゥーを入れている人が多くいますが、皆それぞれ良い人達です。しかし、 まだまだ日本では受け入れられていません。それはなぜでしょうか。
 タトゥー(刺青)が日本で嫌われる理由としては、日本の歴史が深く関係しています。江戸時代の刑罰で黥刑(げいけい)というのがありました。これは、犯罪者に対して人目にさらされる腕や額に刺青を印して、一般人と区別したわけです。また、暴力団や中華系の幇など、反社会的な組織の構成員の多くが入れ墨を入れている事から、刺青が入った人=怖い人、というイメージが定着しており、これも日本文化の一つと言えるでしょう。決して偏見ということではなく、明らかに不快感や恫喝を周囲に与えるからです。
 タトゥーを入れることによるリスクは、温泉やプール、サウナなどの公共施設に入れないことが多く、より厳格な場所ではサポーターや包帯などで隠しても入場不可、シールのような類似な物も不可という場合があります。スポーツクラブにも入会を断られるケースも多いようです。また、就職や出世への障害になる事もあります。一部上場企業に勤める正社員が刺青を上司に見つかって処分を受け、出世の道を断たれたという例も実際にありました。タトゥーを入れている者からすれば、人権侵害だという声もあるようですが、周囲に不快感を与える以上、それは覚悟しなければならない事でしょう。日本の会社は閉鎖的だと主張する前に、日本の会社は信用を重んじる、礼節を尊ぶという事を忘れてはいけません。世界の国々にはそれぞれの文化があります。日本は刺青を認めない国であり、その国民として享受されている以上は、一般常識に従って規律を守るべきでしょう。

 タトゥー(刺青)にはもうひとつ「健康面」というリスクがあります。刺青の顔料は磁性体を多く含み、MRI検査の際に渦電流を発して火傷します。つまり、病気の時に充分な治療が受けられなくなるのです。また、疫学的にB、C型肝炎のリスクによって、生命保険に加入の制限があります。隠して加入をすると保険金が下りません。外国のスポーツ選手で刺青を入れている人を多く見ますが、刺青は身体機能を低下させます。自らが選手寿命を縮めているのに気が付いていないようです。
 タトゥーを除去するのは高額で難しく、傷跡が絶対残ります。レーザー除去ができるのは黒色で彫られた刺青のみで、深い筋彫りだとほぼ消えません。完全に消すには、皮膚除去しか方法がなく、傷跡は残ります。私の知人は10㎝四方のタトゥーを皮膚移植で除去手術しましたが、費用が70万円かかり、傷跡がはっきりと残り、これが元で相手の親に結婚を反対されました。「刺青が入った人間に大切な娘を嫁がせるわけにはいかない」ということです。

 知人(女性)が、これからカオサンへ行ってタトゥーを入れてくると言うので、考え直すように諭したところ、「刺青をしてなくても、変な人は一杯いるでしょ?
非の打ち所が無い人間って世の中に何人います?ただのファッションよ!」と猛然と反撃されました。私が言いたいのは、社会的にも簡単に消せないものを一生背負うのだから、それなりの覚悟を持ちなさい。と言う事だったのですが、論点が完全に逸れています。刺青への嫌悪感を言うなというわりに、認めろと押し付けられても認めるわけにはいきません。
 ファッションとは最新を追っていく概念であり、移り変わるものです。タトゥー(刺青)はそれと逆の保守的な民族的伝統です。だからヤクザさんも簡単には消せない刺青を覚悟を持って入れているのです。飽きても消せないようなものをファッションと言っている時点で認識がズレているのです。ファッション感覚などと軽々しい言葉でごまかしても無駄です。一般人の本能的な違和感のほうがずっと正しい。若気の至りとはいえ、どうせ刻むなら、心に信念や思い出を刻むのがよほど良いのではないでしょうか。