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2017ニッポンの大問題

手軽に簡単が快楽!スマホに夢中で生返事

 国際裁判所の裁定を無視して公海に軍事基地を造り続け、超覇権主義を拡大させる中国。他国の頭越しに弾道ミサイルを何度も飛ばす北朝鮮。占い師に国政を委ねた結果、崩壊目前の韓国。今の東アジアは火薬庫と化している。日本といえば、TPPという名の『新軍事協定』を政府が推進し、日本再占領を自ら招こうとしている。また、地域を荒ませるカジノ解禁法の成立は、折角パチンコ離れが進んでいるところに、ギャンブル依存症対策は先送りする自民党政権の体質が覗える。先が読めないという点では、昨年の「18歳以上選挙権」が現政権の致命的な過失でもあった。成人式の様子を見よ。与選挙権年齢の答えがあるではないか。

 いくつもの問題を抱えて年が改まった。2017年は世界も日本国内も確実に激動を迎えるのは間違いない。米トランプ新大統領が推進する「アメリカ第一主義」について、有識者とやらは「危険だ!」と反発し、米国の義務は世界平和の維持だと唱える。有識者とは大馬鹿者なのか。ひとつの国を俯瞰しズームアップすれば市町村の集合体である。それを形成するのはひとつひとつの家庭である。家長(大統領)が家族を優先して守るのは当たり前のことではないか。他国に何も遠慮することはない。かつて、オバマが「アメリカはもう世界の警察ではない」と言ったところからロシア、中国、中東の暴走が始まった。テロリズムが世界に拡散した。タガが緩んだ世界、それが米国自身の弱体化を招いたのである。確かにトランプは政治には素人だが、実業家としての危険察知感覚には優れている。故に人事には相応なブレーンを充てている。国防長官に、元アメリカ中央軍司令官で「狂犬」との異名を持つジェームズ・マティスを指名したのも決意の表れである。「狂犬」とはおだやかでないが、「戦う修道士」というもうひとつの愛称をマスコミは決して用いない。

 難しい国際問題はさて置いて、日本の大問題とは何か。簡潔明瞭に答えれば、『手軽・簡単を快楽とする』そういう風潮が広がってしまったことである。広告でも買い物情報でも「○○するだけで簡単に誰でもできます」といった宣伝文句が席巻している。科学技術が進歩して利便性が増したのは良い。しかし、そこには人間を怠惰にする副作用が潜んでいるのだ。よい例がスマホである。PCの高機能性はなく、携帯電話の専用機としての集約機能を二の次とした中途半端なツールに国民がしがみついてしまった。「お財布ケータイ」という、極めて危険な機能さえ持たせている。戦後の洗脳教育で育ち、日本人の美徳だった道徳心と倫理観を捨て去った親が子供に小学生にもなって「パパ・ママ」と呼ばせ、愚策の極みである「ゆとり教育」を受けた子供は善悪の判断もユルい大人で草食系(?)、更にその子供は、ペットにも付けない狂った名前(キラキラネーム)で我を失う。

 日本の産業は勤勉性と、たゆまぬ努力で発展してきた。完膚なきまでに打ちのめされた敗戦から奇跡的な高度成長を経て、日本の製品は今も国際的に絶大な信用を得ている。「たくさん作る中に不良品が出るのは当たり前」という中国製品と対極を成すのは、「ひとつとして不良品は出さない」という日本のモノ作り感覚だ。その根底にあるのは「職人気質」の倫理観であり、これも手軽・簡単などとは対極にあるものなのだ。

 決して「便利」とはならない「手軽簡単」は横着に通じる。便利なものとは、鉄道の分刻みの時刻表であり、ジャンル別に分けられたTV放送であり、新幹線の速さに代表されるものだ。

 歩きスマホでまとめサイトだけ見て、世の中が判ったと思い込んでいる。そのまとめサイトといえば、閲覧数だけ増やして広告収入を上げることに血道をあげ、正確性は蔑(ないがしろ)にした素人作りのものばかりだ。DeNAがよい例だ。

 北九州のスケート場で5千匹の魚を氷漬けにした企画に賛否両論だった。賛成派は「おしゃれ!」「斬新!」とツイートしたという。ただの殺戮を残酷だと感じない日本人がいる。スマホに夢中で子供の問いかけに「ああ、そう」と生返事する「パパ」と「ママ」。その怠惰が日本をダメにしていくのである。