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中国人民解放軍の実情

技術がないから宣伝戦、劣化コピーに依存する体質。

 今年は北朝鮮の悪行が一層際立っていた。日本の領空越しにミサイル発射、身内(金正男)の暗殺、政府高官の粛清など、近代国家にはあり得ない暴虐ぶりである。しかし、たかが東アジアの独裁貧困国であり、放っておけば自滅の道を辿るだけなのだ。問題は裏で北朝鮮と共謀する中国である。 国際法を無視して南シナ海に人工島を建設した後、軍事要塞化して近隣諸国を脅かし、威圧している。国内法でも定めていない事を「厳然たる事実」だと世界に公言している。だが、最も注意しなければならないのは、中国の伝統的な戦略である「宣伝戦」だ。かつて一度も戦争に勝てたことのないトラウマが中国にはある。蒙古にはいとも簡単に侵略され、15世紀の明はベトナムにさえも大敗した。前の大戦は米ソが助けてくれたから戦勝国の仲間入りができたに過ぎない。毛沢東の時代以前から続く、国土は大きいくせに勝てない呪縛が中国のトラウマなのだ。そこで二枚も三枚もの舌を使う。宣伝工作を全力で展開することで偽の既成事実を作り、他国の主権を侵していく。まさに日本が今、やられているのがこの「間接侵略」なのである。周囲に対して見栄を張ることを異常に重視する中国人。その典型例が10月の中国共産党大会における周近平の3時間半にもわたる大演説だった。しかも休息なし。話す方も聞く方も大変なバイタリティと忍耐力である。しかし、国の結束と強さを説くのであればこんな長時間にわたる演説は要らない。明らかに習近平が国内に向けた「宣伝戦」である。それを裏付けるかのように、隣で座っていた元総書記の江沢民は場所もはばからず大アクビをしていた。

 怯えた指導者というのは時として饒舌になるもので、習近平の心情もよく解る。中国の経済は疲弊を極めており、兵器の配備さえままならないどころか、ロシアのスホイ27を劣化コピーした主力戦闘機「殲11」のジェット燃料の備蓄が底を尽きかけて、運用も制限されているのだ。実は、その証拠となる面白い話がある。

 中国国防省が、日本の航空自衛隊に「スクランブルをやめてくれないか」と、非公式に持ちかけきた。頻繁に領空侵犯まがいをしておいてよくも言えたものだが、そこは中国人。自分のことしか頭にない。 今年は中国機に対する緊急発進が約900回で過去最多を更新している。空自も大変だが、中国側も航空機を基地で暖気運転して離陸させなければならない。ところが中国機のエンジンは、滑走路で暖気運転するだけでもどんどん劣化して壊れていくのである。つまり頻繁に新品エンジンへの換装が必要なのだ。整備能力が世界一優れており、エンジンも壊れない日本の航空自衛隊を挑発する身の程知らずな習近平の政策によって、中国空軍は自滅を加速しているのである。経済疲弊でやっと気づき、スクランブルをやめてくれとは何たる言い草か。

 もっと可笑しいのは中国海軍だ。以前にウクライナから廃棄空母の船体を買い取り、未だに公試運転中の練習空母「遼寧」をアジア海域の守り神と祭り上げている。これこそ「宣伝戦」である。この化石空母は飛行甲板が反りあがっており、現代の空母のようなカタパルト射出式ではなく、艦載機が自力で発艦しなければならない「スキージャンプ式」なのだ。この方式である限り、搭載される戦闘機はエンジンの馬力だけ求められ、重いミサイルや燃料、膨大な電力を消費するレーダーやハイテク電子装置は搭載できない。戦闘になる以前に使い物にならないのだ。中国は4月に2隻目の空母001A型の進水式を行った。海軍の近代化を強力に推進し、米海軍に匹敵する戦闘能力を獲得するためだそうだが、写真を見て思わず噴き出した。「遼寧」と同じではないか。他の兵器も例外なく虚仮脅しの外見だけである。習近平が長い演説をしなければならない理由がよく解った。