Vol,22

 ネット上に「稼ぐ」、「儲かる」といった言葉が氾濫しています。一見して詐欺っぽいのが解るのですが、試しにどんな事を言っているのか見てみました。
-『毎朝、乗りたくもない満員電車にすし詰めにされて、やっとたどり着く会社では、つまらない仕事をやって、嫌な上司やお客に頭を下げ続けた結果、給料明細を見て、こんなわずかな給料か、と深いため息をつく。誰も自分や家族を守ってくれない。会社も国も、しぼり取るだけしぼり取って後はポイ。 ネットで見つけたアフィリエイトでは拷問としか思えない大量な作業を強いられ、 難しい知識や理論に脳みそを痛めつけられ、 1円すら稼げないまま挫折してしまいました。言葉巧みな売り文句で言われているほど簡単な方法ではありませんでした。 「勝手にお金が流れ込む」「放ったらかしで稼げる」という言葉を信じて実際に運用してみると負け続け、 なけなしの貯金をあっという間に全額失いました。お昼ご飯を削って貯めたお金を失った悔しさとまんまと罠にはまった自分の馬鹿さ加減に腹が立ち、パソコンの前で胸が張り裂けるほど泣きました。』-
 こういった泣きごとの後に、『しかし、この方法なら絶対に稼げます。他の人には教えないでください』と前置きがあって、マルチまがいの他のアフィリエイトの宣伝をしていました。満員電車にすし詰めにされて会社で働く人や苛酷な現場で働く人がいるから、社会が国が成り立っているのです。給料が少ないのは自分の能力の無さと怠慢の結果なのです。あげくに、誰も自分や家族を守ってくれないという甘え。自分自身が家族を守るのです。全てを他人任せにして全てを他人のせいにする。しかし頑張ろうとしない。そういった心の脆弱性が今の若い人にはよく見られます。「頑張ること」を捨て去った、ゆとり教育の歪んだ部分が詐欺に簡単に騙される人間をこれからも産み続けるのでしょう。