Vol,27

 中国の検索サイト「百度(バイドゥ)」の日本語入力ソフト「百度IME」が、日本の官庁・自治体の1000台以上のPCで使われていた事が発覚しました。
 日本語入力ソフトは最初からPCに入っているのが普通で、単語や文章をキーボードで打ち込み、機能させるためのものです。例えば、「nihon」と入力すると「二本・日本・2本」と変換されるわけで、同じ発音でたくさんの漢字がある日本語をPCで使うには欠かせないものです。
 今回、問題になった中国製の「百度」には、情報を外部に送信する機能が隠されていました。中国らしい陰湿なやり方といえますが、無料ソフトとの抱き合わせで配布されているのを「気がつかずに」導入しておいて、「入れた覚えはないのだが…」という職員の説明には無責任と迂闊がそのまま現れています。
 大切な住民情報を取り扱う仕事にあって、「責任」という事をどのように認識しているのでしょうか。「PCに関するセキュリティーの知識が乏しいので…」と言い訳した自治体もいましたが、余計なソフトが入っていないかどうか、又は怪しいソフトが入っていないか、それを定期的にチェックするのもPCを使う上での仕事の基本ではないのでしょうか。
  「うかつ」
この言葉で括らざるを得ない人たちが大増殖していませんか。便利だから・手軽だから・皆がやっているから、とPCやスマホに飛びついて、毎日使いっ放しでウィルス対策やメンテをしない。「難しいし知識が乏しいから…」とは横着者の言い訳に過ぎないのですが、これを仕事レベルでやられたら迷惑だけでは済まなくなるのがなぜ解らないのでしょうか。猿に道具を与えたのと同じです。巷のスマホ依存者のほうがまだマシです。