Vol,51-(No.99)

 健康上よくないのでは?と思ったので、コーラを飲むのをやめた。日本にいる時はほとんど飲んでいなかったのだが、タイに来て初めの3年間ほどはタイ料理だけで暮らしており、日本料理は一切口にしていなかった。そんな生活の中で、ソムタムやヤムウンセンの激辛度にコーラがよく合っていた。コーラや甘い炭酸飲料でなければ、タイ料理の暴力的な辛さを抑えられないことを痛感し、タイ人がコーラ好きな訳を理解したのだった。以来、習慣となって毎日、ペットボトル2本も飲む時があったが、ある日突然気が付いた。
 「なぜこんなにのどが渇く?」糖尿病になると水をガブ飲みするというが、私の場合は、お茶や水では特に頻繁にはのどが渇かず、いたって問題はない。コーラの場合だけ、飲んでも飲んでもおさまりがつかないのだ。これは一体、なぜだろう。絶対に尋常ではない、と気が付いたのだ。
 コーラに含まれているカラメル色素には発がん性物質が含まれているとか、砂糖の200倍とかいわれる糖分にしても、サトウキビを精製して作る純砂糖よりも、工場でバクテリアを使って大量生産する方が確かに安い。かなり昔にコーラの原価を聞いて驚いたものだったが、今もそうなのだろうか?いや、そんな難しいことよりも、10円玉をコーラに漬けておく実験をしてみたら確かに一晩でピカピカになった。農薬と同じ防虫効果があると聞いて、庭の虫に散布してみたら…死んだ。
 知人のYさんは、自分の体温より低いものは健康によくないということで、熱いお茶しか飲まない。これは一理ある。人の体温より高い豚や牛や鶏よりも、体温が低い魚介類の方がヘルシーであるのと同じ理屈なのだ。
 「体に悪いものほど美味しい」
その葛藤の中で人は生きている。コーラを絶ってから別に飲みたいと思わなくなったから中毒性はないのだろうが、よくもまあ、コーラやジャンクフードといった、体に悪いものばかりアメリカは発明しますね。